酪農学園大学〜インテリジェント牛舎と 乳製品加工工場 見学レポート

*牛乳ができるまで*
 私たちが普段口にしている牛乳は、「ホルスタイン種」という乳牛のお乳
です。乳牛は生まれてから24カ月で初めての出産をし、乳牛も人間と同じ
ように出産をすることでお乳を出すようになります。1頭の牛が1日に出す
牛乳の量は約30Lで、次の出産までの間に9000L〜10000Lの牛
乳を出します。
 北海道の乳牛が出す牛乳は量が多く質も高いので、酪農家のレベルが高い
といわれているそうです。
 
*栄養たっぷりのえさ*
  牛乳に含まれている栄養といえば「カルシウム」と答える人が多いで
 しょう。しかし、牛のえさの牧草にはあまりカルシウムは含まれていま
 せん。それなのにどうして牛乳の中にカルシウムが多いのでしょうか?
  それは、母牛が自分の骨をけずってカルシウムを作り出しているから
 です。しかし、このままでは母牛の骨がぼろぼろになってしまいます。
  そこで、えさには牧草だけでなく、おからやビール・こしあん・しょ
 うゆ等のしぼりかす(牛は塩をよく舐めるので、しょうゆかすがしょっ
 ぱくても問題ありません)、ふすまなどを与えているそうです。それで
 も補えないビタミンやミネラルはサプリメントで補っていると教えてい
 ただきました。
  牛の飼料は輸入しているものも多く、近年はコストの増加が悩みの種
 です。
 
*メタンガスで発電*

 搾乳は1日に朝・夕の2回、糞など
の掃除も1日に2回行っています。
 インテリジェント牛舎では各牛舎か
ら糞尿を一カ所に集めて発酵させ、発
生したメタンガスを使って発電も行っ
ています。
 以前は糞尿のにおいが周囲の住宅か
らのクレームとなっていましたが、発
電を行うようになってからはクレーム
がなくなったそうです。

 
*乳製品工場*
  引き続き、酪農学園大学内にある乳製品工場の視察も行いました。建
 物は体育館のような格納庫ですが、中には衛生的な環境を保つための部
 屋と実習用のスペースがありました。
  この工場ではすべての乳製品を作ることができるそうです。牛乳をは
 じめバター・チーズ・アイスクリーム・ヨーグルト・乳酸菌飲料・粉ミ
 ルク・コンデンスミルクなど、さまざまな乳製品を作る機械がありまし
 た。学生の実習に使用するだけでなく、この工場で作られた牛乳やアイ
 スクリーム・チーズは大学内の生協にて販売もされています。