運営方針

1.子どもたちの心身の健やかな成長及び会員の資質向上のために栄養士としての専門性を生かし、
  会員一人一人が積極的に研究活動を行う。

2.本会の目標を達成するために各部の連携を密にし、交流を深めながら、意欲的に活動を行う。

3.時代の変化に即した、望ましい学校給食と栄養士会のあり方を考えていく。



 札幌市学校給食栄養士会の目指す子ども像については、2018年度に札幌市より出された「第3次札幌市食育推進計画」の基本理念をふまえ、上記のように考えた。人間の命の源は「食」であり、心も体も健やかで豊かな食生活を送ることができるようにするためには、子どものうちから望ましい食習慣を身に付け、継続していくことが大切である。
 また、私たちの食生活は、自然の恩恵や「食」に関わる人たちの様々な活動に支えられて成り立っており、地球の限りある資源を大切に守りながら、環境にも配慮した生活をすることが求められている。
 そこで、私たちが行う様々な取組を通して、「心身の健康と食」への理解を深め、「環境」と「食文化」を大切にできる子どもの育成に寄与したいと考え、具現化するために3つの視点からそれぞれに重点目標を考えた。

1. の視点から、『心身の健康を考えた望ましい食生活』を送ることができる子ども

 生涯にわたって心身ともに健康な生活を送るためには、基本的な生活リズムや望ましい食習慣を子どもの頃からしっかり身に付けることが大切である。このことは、学校と家庭・地域全体で取り組む課題である。 栄養教諭や栄養士が中心となって食の指導を推進し、「心身の健康を考えた望ましい食生活」を身に付け、実践できる子どもを育てたい。

2. の視点から、『環境を意識した食生活』を送ることができる子ども

 札幌らしい特色ある学校教育のテーマの一つに「環境」が掲げられている。
「食」に対する感謝の心を深めていくために、食料の生産から消費に至る食の循環を意識するとともに、環境への負荷にも目をむける必要がある。「環境首都・札幌」宣言に基づき「さっぽろ地球環境憲章」を制定した札幌の市民として、日々の給食や食指導を通じ、次世代へ良い環境を引き継いでいける「環境を意識した食生活」を送ることができる子どもを育てたい。

3. の視点から、『伝統的な食文化』を大切にし、味わうことができる子ども

 2013年に和食がユネスコ無形文化遺産に登録され、世界から注目を受けている。伝統的な食文化を次世代へ継承していくためには、食指導などの機会を通じて情報発信をしていくことが大切である。 
 そして、私たちの住む北海道は食料自給率約200%の数字が示すように豊かな食材に恵まれており、日本の食料基地である。
 また、札幌市はこれらの豊富な食材の集積地であり、四季折々、様々な食材を味わうことができる。そこには、 北海道を開拓してきた先人の努力があることを私たちは忘れてはならない。様々な食育活動を通じて北海道の豊かな食材とそれにまつわる郷土食や食文化を感謝の心で大切に味わいながら、さらにそれを守り、未来に伝えていくことができる子どもを育てたい。